田舎を楽しむ。

移住したんだ。

薪ストーブを断念した理由。

2月に入りまして、まだまだマイナスを行く長野県ですが

 

いくら断熱をしても暖房器具がないとやってられません。

 

我が家ではセラミックファンヒーター、エアコン、石油ストーブ、石油ファンヒーター、オイルヒーターを使っています。

 

それぞれに良さがあって場所や時期で使い分けているわけですが、

 

やっぱり寒い所に移住って考える人とか、

 

なんか田舎に引っ越そうとか、

 

おしゃれな人って

 

薪ストーブだろ!

 

そう、薪ストーブだよ!

 

俺もそんなおしゃれさんになりたい!!!!!?

 

でも、近所の人に薪ストーブについて

聞くとほぼ返ってくる答えがこれ

 

 

 

「やめとけ」

 

 

 

です。

 

我が家の周りはほぼ全部が同じ建物なんですよ。

 

今いる場所よりもっと奥の山から集団で移住してきた地域に僕が移住してきたんですけど、

 

前にもちょっとだけ言ったかな?

元々この家のお風呂って薪とガス両方で沸かすタイプなんです。

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右のドアの横に薪でお湯沸かす設備があるのわかるかな?

この画像のドアの右に薪の設備と煙突があるのわかりますか?

 

これでお風呂を沸かすらしいんです。

 

リビングのリフォームの時にドアもこの薪の設備も撤去してしまって今はないんですがこの設備が周りの家ではまだ使われています。

 

なのでまだその方法で沸かしてる人がいるので薪を結構もってるんですね。

 

なので皆さん秋ごろには薪を確保して毎日カンカン割って準備してます。

 

薪ストーブを設置してる人もいるのでそんな人達に薪ストーブの事を

聞いてもおすすめしてこない。

 

 

実際に薪ストーブ屋さんまでいってみたりしたんですが

最終的には購入までに至りませんでした。

 

 

その理由は薪ストーブのメリットとデメリットが釣り合わないと感じたからです。

 

 

デメリットからいきましょう。

 

まず、薪の確保が大変。

普通に薪買うとどの暖房器具よりダントツで燃費が悪いです。

しかも、一冬に必要な薪は軽トラ2台で足りないそうです。

 

また、薪が確保できても薪割りの労働、薪の保管場所等の問題も出てきます。

薪割りに関してはマジで毎日薪割りしてる光景を目にしてます。

しかも年配の方なので大変だろうなってのは見てればわかります。

 

薪の保管も雨に濡れたらだめなんで屋根付きの場所を確保しなくてはいけません。

 

 あと薪ストーブ設置の費用ですね。

近くの薪ストーブ屋さんにいったら薪ストーブ本体で1台70万とかするんですよね。。。

安くても30万以上とかでした。

 

しかも薪ストーブを設置する場所は不燃材料でできてないと設置できません。

安全性が確保されてないと危ないですよね。

初めからそんな場所ないと思うのでそんな場所を作らないといけません。

ここにも費用がかかります。

 

また、薪ストーブより煙突の方が高いって言われてます。

設置する費用も馬鹿にできません。

 

 

メンテナンス。

毎年1階は煙突を掃除しなくてはいけません。

自分でできなければ毎年業者に頼んで費用がかかります。

 

ま、だいたいこんなもんでしょうか。

他にも費用はかかるとは思いますがとりあえずこんなもんで。

 

 

 

 

メリット

 

 

薪ストーブのメリットといえば「温かい」

この1点のみです。

 

もっと言えば「極上の温かさ」。

 

なんともいえない温かさってことなんですけど。

 

薪ストーブ設置した人に言わせるとめちゃめちゃ大変だけど

薪で部屋温めたら苦労吹き飛ぶらしいです。

 

このへんは結局購入してないんでわかんないんですけどねw

 

 

 

ということで僕はメリットがデメリットに勝つ気がしなかったので

購入を諦めました。

 

ただ、憧れの薪ストーブ!

 

いつかは持ってみたい!

 

夢のアイテムです!

 

 

なので妄想に妄想を重ねる毎日ですが 

 

こんな人なら薪ストーブを設置してもいいんじゃないかな?

と思う条件を勝手に考えてみましたw

 

 

その1:薪を無料で手に入れる環境がある。

(薪がもらえる。自分の山を所有していて木が伐採できる、等)

 

最低限ここがないと一般ピーポーには無理だなって思います。

 

薪ストーブに100万、年間の薪代30万なんて貴族ですよ。

 

 

その2:家の庭のスペースが十分にあるか。

 

これもないと話にならないですよね。

 

薪は自分で確保した場合乾燥させなくてはならないので

1年ほどは最低外に置いておかなくてはならないようで、

 

今年使用する分プラス翌年分なので軽トラ4台分は最低置いときたいってことですよね。

 

プラス薪を割るスペース。

 

こう考えると大分広いスペースが必要です。

 

 

 

その3:薪ストーブの威力が発揮される家の構造。

 

薪ストーブ自体も高いので薪が無料で入手できたとしても薪ストーブだけで家全体が温かくなる構造の家でないとコストパフォーマンスに吊り合いがとれないですよね。

 

例えば2階建てなら1階に薪ストーブ設置して2階も温まるのかとか全体が温まる場所に薪ストーブが設置できるのか?とかが重要になってきます。

 

我が家の場合ここも引っかかってきました。

1階に薪ストーブ設置しても暖気が2階までうまく上がっていく感じの家の作りじゃないんですよね。。。

 

あと、高気密高断熱な家だとだめです。

一酸化炭素中毒の危険もあるのでそうゆう意味でも気をつけないといけません。

 

 

その4:飽きない心

 

でました、気持ちとか、気合とか、根性とか、感情論w

これ、意外と重要だと思ってます。

 

と、いうか最終的にはこれが一番大事かもしれません。

 

設置に費用がかかるので元を取ろうと思ったら長いこと使わないといけません。

ってか長く使いたいじゃないですか。

 

自分がおじいちゃんになっても薪を割る、そんな気合と根性、そして薪ストーブ愛を持った勇者こそ

薪ストーブを手にする権利があるんだと個人的には思っていますw

 

これ全部もってたら最終的にはランニングコストがどの暖房器具より安くなるかもしれません。

 

ただ、ほんと僕からしたら勇者ですけどね。

 

僕飽きっぽいし、無理だなって思ったので購入できませんでしたが、

 

そんな自分が勇者へと転職できた時はニコニコ顔で薪ストーブ屋さんの門をたたこうと思っています!

 

その場の勢いとか憧れだけで購入するのだけはやめた方がいいと思います。

 

 

そんな僕の今日のお昼はラ王です。

石油ストーブを使ってね。

 

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結局のところ木造の家には薪ストーブより石油ストーブのが実用的です!

 

 

次は実際に持ってる暖房器具について話します。

 

薪ストーブもってねぇのに語るなよって?

ま、いいじゃない。

持ってない人が語ったって。

 

 

ではまた。