どうも。
みなさん知らないと思うのですが。
僕、どうやらファッション関係の人らしいのです。
今回は最近TシャツほしいけどいいデザインのTシャツないな~。
こんなTシャツあったらいいなぁ~。
そんなこと思っているあなた。
それ自分で出来ますよ!
ってのをやろうかなと思います。
今回はシルクスクリーンを使ってTシャツにプリントします。
まずシルクスクリーンってなんやねん。
って話なんですが簡単に言うと特殊な布です。
布に光を当てると固まるっていう特殊な液体を塗ります。
その上にプリントしたいデザインを置いて光を遮りますその上から光を当てるとデザインの部分だけ固まらないので水で流すとただの布になります。
布って隙間があるのでその布の部分にインクを刷ってしまえばデザインの形でプリントできるって仕組みです。
言葉で説明するとあれなんで実際にやってみましょうw
まずデザインを決めます。
大きさとかを確認するため実際に印刷してTシャツの上に置いてみてみるのがいいですよ。
一応表現できるデザインにも限界があって線の太さが1mm以上、線と線の間が0.3mm以上ないと表現できないってよくいいます。
実際にはできるんですが目安として頭に入れておきましょう。
スクリーンにはどのくらいの間隔で糸が通ってるかを示す数値が書いてあります。
~メッシュと書かれています。
Tシャツにプリントするなら80か120メッシュがおすすめです。
この数字が大きければ大きいほど布の糸と糸との距離が近く、隙間が細かくなります。
この隙間をインクが通っていくので、細かければ細かいほど繊細なデザインを表現できるってことですね。
今回のデザインなら80メッシュで大丈夫なんですが僕はたまに写真っぽいデザインもやったりするので120メッシュを使っています。
ちなみに230メッシュってのもあるのですがTシャツにプリントする水性インクではプリントできません。
水性インクではその細かいメッシュにインクが入っていかないんですね。
細かいデザインを表現したい場合は油性のインクを使います。
その場合布以外にもプリントできるので極めてきたら試してみるのもいいかもしれません。
あとデザインは黒で作ること。
黒じゃないと光を遮れないからです。
最終的に青でプリントしたくても
この段階では黒でデザインしてください。
僕は今回パソコンでデザインしましたが、もちろん手書きでもできますのであまりこうじゃないと出来ないってのは考えなくていいです。
手書きの場合こんな用紙があります。
データの場合こんなのもあります。
ですが今回はこんなのを使います。
小学校とか理科の実験とかで使ったような使ってないようなw
OHPフィルム。
これが今のところ一番いいですね。
しかも森本化成さんの作っている用紙がいいです!
というか我が家はこれしかだめです!
我が家はキャノンのプリンター使ってるんですが、
他のOHPフィルムも試したのですがうまく印刷できませんでした。
結構売っている所が限定されてくるのでネットで買うといいです。
手書きの場合もこのフィルムにそのまま書けばいいので楽です。
さっき紹介したTシャツくんの用紙は普通の印刷用紙みたいな見た目なんですよ。
多分露光機の光は通りすぎるんだと思うんですが、たぶん僕のやり方だとうまくできない可能性があるのでこっちをおすすめします。
露光機がある、買うって人はTシャツくんの用紙をおすすめします!
OHPfイルムに印刷するとこんな感じ。
※今子供の保育園のTシャツも作ってるのでモザイク入れてます。
決していかがわしいデザインではありませんw
でこのOHPフィルムを使ってシルクスクリーンの版を作っていきます。
スクリーン自体も作れるんだけど大量に作る人はいいけどこれから始めようとか趣味で作るとかだとコスパめっちゃ悪いです。
もう出来上がってるものが売ってるのでそれを使います。
このTシャツくんのスクリーンです。
もう特殊な塗料は塗ってあるので楽ちんです。
中にはこんな紫のシートみたいのが入ってます。
サイズも何種類かあるので自分の作りたいサイズを選ぶといいと思います。
僕はワイドというサイズをいつも買っているのですが、いかんせんここが田舎なのでTシャツくんはどこにも売ってません。
なのでネットで購入しています。
このスクリーンの上にさっきのデザインを印刷したOHPフィルムを置いて光を当てると出来ます。
光とはズバリ日光です!
そう太陽の光を当てるだけで出来るんです!
がしかし、
曇りの日も雨の日もあるじゃないですか。
そんな日はどうする?
そう、製版機を使うんです。
これです。
一気にハードル上がったでしょ?w
高いんですよ。
7万もかけて1枚のTシャツ作れないっす!って感じですよね。
でもね。。。
製版機っていうか露光機っていうんですかね。
これ、自作できるんです!
僕が作ったのはこれ。
チョーダセー!とか言わないでくださいw
こんなダサいやつでも7万と同じ、またはそれ以上の性能をもっているのです。
それでもダサいといえますか?いいや言えない。
この露光機、ダンボールと熱帯魚用のライト、あとはアルミホイルで出来ています。
合計で3千円位あれば作れたと思います。
ちょっとやる気になったんじゃないでしょうか?w
しかもこの露光機を作ったのは10年以上前。
耐久性もすばらしい!
ライトはホームセンターで買いました。ダンボールは家にあるやつ、アルミホイルも家にあるやつですw
ダンボールの底?上?にライトが中に当たるように切ってガムテープでライトを固定して内側にアルミホイルを貼るだけなのでめちゃくちゃ簡単ですw
これが内側、ひたすらアルミホイルを貼っています。
ますますダサイですね。
久しぶりに使うので穴開いてるところはアルミテープで補修。
電気つけるとこんな感じです。
アルミが反射してくれるので蛍光灯の力が増します。
できれば蛍光灯じゃなくブラックライトがいいみたいですが
普通の蛍光灯でもできたので僕は普通の蛍光灯です。
で、この露光機を使って版を作ってみます。
まずはスクリーンにOHPフィルムを貼ります。
こんなスプレーのりが売ってるのでこれ使って下さい。
3Mとかの出してるスプレーのりも使ってみたけどたまにダマになっちゃって
そこがうまくデザインが抜けなかったのでここでは専用のスプレーのりを使います。
スプレーのりをつかって版にOHPフィルムを貼りつけたら。
露光機の下に入れて。
スイッチオン!
これで13分ほど待ちます。
多分太陽だと5分くらいで出来るんじゃないかなと思うんですけど
蛍光灯だと13分くらいかかります。
この13分もその人の作った露光機とか環境で変わると思うので調整してベストを探してみて下さい。最初は失敗してもそれはそれで楽しいですよ。
この時の注意点としては露光機にかけるまではなるべくスクリーンに光を当てたくないので明るい所で作業しないってことです。
13分たったらスクリーンを取り出して水を流します。
するとデザインのところだけ紫色の塗料が落ちてデザインが浮き上がってきます。
細かい所なんかは指で軽くさすりながらデザインを出していきます。
ちゃんと抜けているかチェックしながら作業していくのですが
やりすぎにも注意します。
擦りすぎると抜けてほしくないところまで抜けるのでちゃんとチェックしながらやりましょう。
出来上がりがこんな感じ。
うまく抜けました。
これを乾燥させます。
乾燥させたらプリントしていきます。
Tシャツの内側になにかシートをいれておくといいです。
今回はこんなものを作りました。
デコボコしてるとうまくできないので平らなものがいいです。
厚紙とかでもいいです。
100均とかであるプラスチックの薄いまな板とかランチョンマットみたいなものをTシャツの大きさに合うように切って使うのは結構おすすめ。
こんな感じのやつです。
基本的には平らでTシャツの裏にインクがにじまなければいいです。
この板に3Mのスプレーのりを吹いてTシャツの内側にいれて貼りつけておきます。
そうするとTシャツが動かないのでプリントしやすいです。
あとは出来上がったスクリーンをフレームに入れます。
もしこのフレームが自作できるなら大きいサイズのスクリーンを買って切って使うこともできるのでおすすめです。
この上の画像の左のプラスチックみたいのがTシャツくんの会社が出してるフレームです。(今回はこれを使用します)
スクリーンをはめ込んで印刷できる優れものですね。
これ1つあればその都度スクリーンを変えてプリントできるので便利です。
右と真ん中に木の枠がありまずが、これは自作しました。
ただ木を切って四角に固定するだけなのでわざわざフレームを買う必要もないです。
ただ、デザインごとに枠を作るので手間と場所はとります。
では実際にプリントします。
フレームにスクリーンをはめ込んで
Tシャツのプリントしたい場所に置きます。
プリントしたくないデザインも一緒に版にした場合はそのデザインの下に新聞紙でも挟んでおけばTシャツにプリントされることはありません。
ではプリントしていきます。
インクをデザインの上に落として。
スクイージーで
刷るだけ。
このスクイージもプラスチックの板とかで代用可能。
綺麗に力が加えられた方がいいのであまり薄いものは避けた方がいいです。
力加減とかがちょっとなれるまで難しいんですが、
今回は上から下、下から上、の2回、ささっと刷りました。
ちゃんと刷れてるか不安だからといって何回も何回も刷ってしまうとインクがにじんでしまってちゃんとプリントできません。
あまり力を入れないんだけどしっかりデザイン部分に力が入ってる感じでススーと刷ると綺麗にできます。
こんな感じです。
あとは板を外してTシャツを乾かす。
スクリーンは使ったらすぐ洗って乾かしましょう。
インクが固まると使えなくなります。
何枚もする場合は濡れたティッシュなので毎回裏から拭き上げてデザイン部分にインクが固まないように気をつけて下さい。
Tシャツは乾かしたらアイロンをかけます。
温度を中にして2分くらい熱に当てます。
焼けるの防止に当て布しましょうね。。。。。
これでいよいよ完成です。
このTシャツはDIYしていた時に塗料が付いてしまった汚れたものなんですが、こうやってプリントすることでまた使いたくなるんですよ。
ただ文字を印刷しただけでも結構おしゃれな感じもでますし自分で作るとTシャツに愛着がわくのでかなりおすすめです!
無地Tシャツしか買わなくなるかもしれませんねw
ではでは!