漫画が好きだ。
物心つく頃には漫画を読んでいたし。
38歳の今も絶賛漫画大好き中だ。
オタクか?といわれたらオタクではないけど周りにオタクがいたので知識はそこそこにあると思う。
そしてアニメも好きだ。
アニメは大人になってから好きになった。
昔、と言っても10年11年ほど前なのだが、ある声優さん(男性)の衣裳を作る仕事をもらったことがあってその方のイメージを掴む為!と理由をつけてアニメをやたらと観た時期がある。
アニメなので声はその声優さんでも顔も姿も映らない。
ただその声を元に妄想に妄想を重ねる事に意味がある。
甘い、それでいてクドくないその声。
袖をパフスリーブにしてもさらっと着こなせそうだ。
ならシャツだけどセットインで付けるか。
セットインなら別に脇に切り替えなくてもいいよね。
あぁでもこうゆうデザインなら、、、
みたいな妄想ができるからきっとアニメは見たほうがいい。うん見たほうがいいよ。
って別に作品を観なくても衣裳は作れるのに自分で自分を納得させてアニメをみました。
「涼宮ハルヒの憂鬱」
えぇ、面白かったですよ。
劇場で観たわけではなくDVDとかでみたと思うんだけど久しぶりにアニメをみた。
こういった作品って僕にはオタクがみるものだって意識があって30近くなるまで観ることがなかったんですよ。
オタクってなんかちょっと悪い意味で捉えられる時代の人だったので悪く言ってるように聞こえるかもしれないんですが僕がオタクにもってるイメージはネガティブなものではないです。
っていうのも中学時代まで遡るんですが、
僕が中学生の頃に同じクラスの男の子でみんなにオタクだって言われてた子がいたんですよ。
仮に彼をAくんとしましょう。
ある時Aくんと喋ったときに「誰が好きなの?」って聞いたんですよ。
そしたら「椎名へきる」って言われて、僕の頭には「???」。
SMAPをやっと知った位の(もちろん当時から知らぬものはいないアイドルでした。)一般常識のない僕。
当然椎名へきるなど知るはずもなく。
え?誰?何?みたいになってるんだけどAくんはヒートアップwあーでこーで止まらず言ってくる。その殆どが全く入ってこなかった。
本当に聞いた事ない呪文を唱えているようだった。
今みたいにネットがあれば調べてあーこんな人なんだーってわかるんですけどね。
で、後日CD貸してくれたんだけど全然良さが分からなくてよくわかんなかったごめん。って返したらAくんショボんとしてた。
今でも思う。なんかごめんって。
でもしょうがないっちゃしょうがない。
僕は僕で当時聴いてた音楽がエルビス・プレスリーとかサイモンとガーファンクルみたいな昔の洋楽だったからいきなり声優さん?アイドル?の曲聞かされてもピンと来なかったんですよ。
ピンとはこなかったんですけど当時はアイドルだとみんなスピードの中で誰がかわいいとか言ってる時にそんなこと目にもくれず自分の好きな音楽とかアニメとかにはまっていくって自分持ってんな。カッコいいじゃねぇかって思ってました。
当時ってそんなに情報が入りずらいから自分で動かないとなかなかマニアックな情報って手に入れられなかったと思うんですよね。
僕は親父がこれ聴けって言われたのを聴いてただけだから別にこだわりとか熱い想いみたいのはないんだけど彼は自ら探してそこに行き着いた感があってそこまでしてハマれるものがあるんだ。いいな、羨ましいなって。
そう思うと同時にあぁ、オタクの世界とはこのくらいの熱量が必要なんだ。とも思った。
もう1つオタクエピソードがあってそれも中学の同級生の女の子の話なんですけど、
仮にB子って呼ぶね。
休日にふと漫画読みたくて古本屋行こーって地元歩いてたらそのB子にバッタリ会ったんですよ。
一応僕中学時代、漫研にちょっと所属していたんですよ。
中学が何かしらの部活に入らないといけなくて土日は野球のクラブチームに所属してたので運動部入れなかったんですよ。
で、文化部で人気は将棋部だったんだけどなんかいっぱい人いるのやだなーと思って入るのやめたんです。絵を書くのは好きだったし漫画も好きだったから漫研にしよう!って入ったらもうレベチなオタクが幅をきかせていてまじで部活の時間は教室の角で早く終わんないかなってずっと祈ってました。
時間を巻き戻せるならまじでなんとしてでも将棋部に入ると思いますw
で、バッタリあったこのB子もレベチなオタクの一人で漫研では水を得た魚のように僕には少しも理解できない呪文をしゃべりまくっていたような子でした。
で、バッタリあったんだけどB子だってすれ違う直前まで気付きませんでした。
そしてほとんど喋ったことない子だったのですがB子だと気づいたときに思わず立ち止まりました。
彼女の格好が僕にとってとてもセンセーショナルなものだったから。
ヒラヒラしたレースがあらゆる所に装飾された黒いドレスををまとったいわゆるゴスロリってやつでした。
B子もゴスロリの格好で会ったのが恥ずかしかったのもあるんでしょうね。
向こうから挨拶してきて結構おっきな声でめちゃめちゃ早口でなんか言って去っていきました(笑)
圧倒されて僕は「あぁ、、、」とか「うん、、、」みたいなことしか言えなかったと思う。
僕は今でこそ洋服の仕事の世界に入った人なのでオシャレにはそこそこ興味がある人になったけど中学生時代は休日なんて毎日ジャージ。
当時上下ジャージは流行ったんだけどそんなんじゃない。メーカーもミズノとかで色も何故それを選んだのか?と疑問になるような色でガッツリスポーツします。みたいなジャージ。(当時はアディダスとかプーマとかの上下ジャージが流行。3本ライン派、2本ライン派論争が繰り広げられました。)
僕=ダサい
だったし興味もなかった。
そんな興味のない僕からしてみても当時のB子の格好は刺激的だった。
ただ勘違いして欲しくないのはB子のゴスロリがカッコいいとかかわいいと思ったわけではない。
はっきり言って全然似合ってはない。(ごめん)
だからB子を見てかわいい!とかキレイ!とかは微塵も思わなかったし、(ごめん)
B子自体も綺麗な子じゃなかったし(ごめん)ゴスロリの格好してるけどメガネとかしててそれが不自然だったし違和感だった。(今考えるとそれも萌えなのかも)
じゃ何が刺激的だったかって事だけど
単純にゴスロリって言葉を当時知らなかったしそんなスタイルのファッションの存在も知らなかった。
そして何よりそんなものが存在したとしても着ていいんだ?って。
だって周りの人と比べて明らかに異質なファッション。
中学って制服を着させられるじゃないですか?
学校にいるときはこの服を着なさいって言われてる人なわけですよ。
この服は正常だと、君たち子供はこういう服を着なさいと言われてる身分じゃないですか。
ようは周りの人と同調しなさいとかそこに個性は認めないってのを学ばされる、強要されるわけですよ。
当然そうすると私服においても周りと同調するようになる。
でもB子は違った。
だいたいそんな同調圧力みたいなものに反発するのって不良の特権みたいに思ってたんだけどB子は普段学校ではそんな感じではなかったので余計に衝撃だった。
僕の中の殻を1つ割ってくれたような出来事だったんですね。
そうだよね。
そこって自由だったよねって。
先がパッと開けたような感覚だった。
彼女が何に影響されてそこに至ったかはわからないけど、
自分のかわいいとか好きってものに対して他人に左右されないっていう意志の強さを感じて圧倒された。
こいつは俺と同い年のくせにもうそんなアイデンティティー的なものを持ってるのかと、嫉妬っていうより羨ましさと単純にすげー!!!っていう。
その眩しさがあって中学時代のこの2人のオタクのおかげでろくに喋ったこともないのに大分影響は受けていて、
高校あたりに僕はやっとファッションに目覚めるんだけど人と違ってもいいってのを2人から学んでるので踏み出せた気がします。
もちろん勇気は必要だったけどね。
ダサかったからw
そんなことがあったのでオタクって自分の中ではラブを貫く芯の強い人ってイメージなんですよね。
中学生でここまで自分を持つ。信念は貫かねばならぬ。それがオタクなんじゃ!と言わんばかりに映ってしまい、大人になるまでオタク文化には一線を引いていて生半可な気持ちでは入れない、ある意味孤高のカテゴリーとして僕の中で分類された。
なので例え付き合った彼女が同人誌とか見てハァハァ言っちゃう人でも
とりあえずfreeみよか?尊いからみたいなこと言われても。
なんとか僕自身は近寄らないようにしてたんですよw
で時代も変わってきてオタク文化がわりかし身近になってきて昔より簡単に作品もみれるし情報も手に入れられるようになってきた。
で今回は仕事だからって理由(無理矢理)も付けれた、よし、見よう!ってなりましたw
中学時代に周りの事など気にならなくなるほどのオタク文化とはどんなものかと、興味は持ったものの実際にアニメを見れるようになるまでに15年近くかかってしまったわけです。
涼宮ハルヒの憂鬱がオタク作品かといったら違うのかもしれないですけど僕からしたらそっちの分類だったんですよ。
結果的に涼宮ハルヒの憂鬱が良かったです。
友達にはまず攻殻機動隊をみろ!
そしてタチコマの可愛さをしれ!みたいなこと言われたんだけど多分初っ端から攻殻機動隊みてたら他のアニメも見てみよう♪とかならなかったかもなと思いますw
素晴らしい作品だと思うんですけど僕、攻殻機動隊とかエヴァンゲリオンとか今でもダメなんでw
やっぱり京都アニメーションさんは素晴らしいですよ。
非オタの僕でも優しく包みこんでくれましたもんw
涼宮ハルヒの憂鬱からけいおんからなんか惹き込まれて、あぁ、こうゆう世界があるんだなって思いましたよ。
2019年に悲惨な事件が起きて本当にビックリしてニュース画面を二度見しましたよ。。。
今復活してますけど本当に頑張って欲しいなって思います。
心から応援してます。
ホント、、、いい加減ヴァイオレット・エヴァーガーデンみなきゃな。
多分面白くてもつまらなくても泣くから見れないんだよね。。。
んでそれはそうとなんか僕の周りにはオタクが結構いて知識だけはそこそこにあったので次はこれかな次はこれかな?ってアニメを見ていってどんどんハマっていきました。
その当時みて一番ハマったのは「僕は友達が少ない」
この作品は衝撃を受けましたね。
「星の王子 ニューヨークへ」
って昔のアメリカの映画でエディーマーフィーがお付きの女の人に身体洗ってもらってるシーンをみて幼いながら「最高じゃん」って思ってた僕からすると最高の高校生ハーレムものなこの「僕は友達が少ない」。
作品自体も面白いし登場人物もみんなカワイイんですけどここで初めて「リア充」って言葉を知りました。(調べたら2006年頃には出来ていたみたいですけどこの作品をみたのは2011年頃)
ネットの世界がどんどん大きくなって没頭するがゆえに現実世界で満たされる事ができない人達が作った言葉みたいですがスゴイなぁって思いました。
ギャルがMK5とか言ってた感じですよ。
それが今度オタクに成り代わったと。
でオタクの世界はすごいぞと。すごいんだぞー!ってなってから大分長いことアニメにはまって毎年新しいアニメもチェックしながら昔の作品も探してくみたいなことをしつつ友達の声優さんにギャルゲーなるものも教えてもらいやってみたり少しオタッキーな日々を過ごしていました。
それから結婚して子供も出来て忙しくなってしまったのでアニメみる時間もすっかりなくなっていってしまったんですが、最近腰を痛めたのもありじっとする時間が増えたので漫画アプリをダウンロードし、漫画生活がスタートしましたw
そしてアマゾンプライムという味方もつけたのでアニメもみれるかも♪
アマゾンプライムはさっとしかみてないけどアニメそんなに種類はない?
漫画とアニメは一度見始めると廃人と化す傾向にあるので自分を律する気持ちが大事です。
ほどほどに、ほどほどにしますw
とりあえずダラダラ書きました。
すいません。
とにかくオタクとは孤高の存在であるって思わせてくれた2人の同級生に幸あれ!
ではまた!